覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
10位教育堂に行くと春麗がいた。

「春品様、拝謁します」

「杏、話がある」

「はい」

また、質問責めだなと確信した。

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「今日、結婚出来ないといった
 そうだな。皇帝に何か言われたか」

「はい。ですが・・」

「分かっている、恥ずかしいのだろ。
 私はそなたの味方だ」

その言葉を聞いて安心した。正直恥ずかし
くて言える内容ではない。

「懐妊が分かれば直ぐ皇后と皇帝に
 報告しなさい」

「はい。分かっております」

杏は持ち場に戻り、仕事をした。
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