イジワル外科医の熱愛ロマンス
ただでさえ恥ずかしいバスローブ姿。
祐がどんな目で私を見ているか知ってしまうと、これ以上晒しておけるわけがない。
私は自分の身体を抱き締めて縮まりながら、必死にシーツを蹴った。
けれど、私の背中は既に壁とお見合いしていて、それ以上後ずさることもできない。
「変なことって?」
祐は煙に巻くような言い方をして、軽くベッドサイドに片膝をのせた。
その膝の下でベッドがギシッと音を立てて軋むのを聞き、胸の鼓動がドクッと嫌な音を立てて跳ね上がる。
「なっ……ちょっと、なんでベッドに……!」
祐は片膝を乗り上げただけでなく、ベッドに手を突いて私の方に身を乗り出してくる。
私は壁の隅っこで膝を抱え込み、必死に肩に力を込めた。
「悪い冗談、やめてください。さ、さっきはなにもしないって言ったじゃないですかっ……」
危険信号は、けたたましい警鐘に変わり、私の頭の中でグワングワンと打ち鳴っている。
心臓はドッドッと強く短い拍動を繰り返している。
からかうにしても、こんなシチュエーションでタチが悪い。
必死に放った声が、上擦って震えるのを自分でも聞いた。
祐がどんな目で私を見ているか知ってしまうと、これ以上晒しておけるわけがない。
私は自分の身体を抱き締めて縮まりながら、必死にシーツを蹴った。
けれど、私の背中は既に壁とお見合いしていて、それ以上後ずさることもできない。
「変なことって?」
祐は煙に巻くような言い方をして、軽くベッドサイドに片膝をのせた。
その膝の下でベッドがギシッと音を立てて軋むのを聞き、胸の鼓動がドクッと嫌な音を立てて跳ね上がる。
「なっ……ちょっと、なんでベッドに……!」
祐は片膝を乗り上げただけでなく、ベッドに手を突いて私の方に身を乗り出してくる。
私は壁の隅っこで膝を抱え込み、必死に肩に力を込めた。
「悪い冗談、やめてください。さ、さっきはなにもしないって言ったじゃないですかっ……」
危険信号は、けたたましい警鐘に変わり、私の頭の中でグワングワンと打ち鳴っている。
心臓はドッドッと強く短い拍動を繰り返している。
からかうにしても、こんなシチュエーションでタチが悪い。
必死に放った声が、上擦って震えるのを自分でも聞いた。