イジワル外科医の熱愛ロマンス
「わ~。さすが宝生先生。もうみんなと仲良くなってる。先生たちすごい楽しそうですね〜」
美奈ちゃんはそんな感嘆の声をあげたけど、私には嫌になるほど見慣れた光景だ。
祐はああやって、いつも男女関係なくたくさんの人の中心にいる。
人を惹きつける天性のなにかを身につけているからだ。
美奈ちゃんが自分のデスクに戻っていき、ドクターたちも時計を見ながら立ち上がった。
病院で午後の業務に就く為に、言葉を交わしながら医局から出ていく。
今日一日はまだ病院に出る予定もなく、医局詰めの祐だけがソファに残る。
彼が伸びをするように立ち上がり、スーツの上から白衣を羽織るのを見て、私の胸が意味不明にドキッと跳ねた。
美奈ちゃんに言わせると、ドクターの白衣姿は魅力二倍増しだとか。
今まで他の先生で意識したこともないけど、白衣マジックって確かにあるかもしれない。
私は高校時代の制服姿の祐までしか知らない。
こうして白衣を着て『ドクター』の顔をする祐は、初めてだ。
実家が病院経営をしているし、想像くらいはしたことあるけど、実物の破壊力は半端ない。
一瞬不覚にも見惚れてしまい、すぐに我に返った。
いくら初めて見たからって、なにをしてるんだか。私は。
美奈ちゃんはそんな感嘆の声をあげたけど、私には嫌になるほど見慣れた光景だ。
祐はああやって、いつも男女関係なくたくさんの人の中心にいる。
人を惹きつける天性のなにかを身につけているからだ。
美奈ちゃんが自分のデスクに戻っていき、ドクターたちも時計を見ながら立ち上がった。
病院で午後の業務に就く為に、言葉を交わしながら医局から出ていく。
今日一日はまだ病院に出る予定もなく、医局詰めの祐だけがソファに残る。
彼が伸びをするように立ち上がり、スーツの上から白衣を羽織るのを見て、私の胸が意味不明にドキッと跳ねた。
美奈ちゃんに言わせると、ドクターの白衣姿は魅力二倍増しだとか。
今まで他の先生で意識したこともないけど、白衣マジックって確かにあるかもしれない。
私は高校時代の制服姿の祐までしか知らない。
こうして白衣を着て『ドクター』の顔をする祐は、初めてだ。
実家が病院経営をしているし、想像くらいはしたことあるけど、実物の破壊力は半端ない。
一瞬不覚にも見惚れてしまい、すぐに我に返った。
いくら初めて見たからって、なにをしてるんだか。私は。