好きの重さ
「俺も手伝うし、早く終わるだろ。
お前、明日は何時から仕事?」
「午後からだけど。小野寺は?」
「俺明日休み。じゃあ、10時までに終わったら
俺ん家で飲まない?」
う〜ん。私には2つの選択肢がある。
1つは、1時まで残業して会社のシャワーに入り、会社の硬いベッドで就寝。
明日は朝早めに起きて、一度家に帰り 出勤。
2つ目は、小野寺に手伝ってもらって10時に残業が終わり
小野寺の家で湯船に浸かって、仕事終わりのビールを飲みながら、お喋り。
小野寺の家に入り浸っていた時の、私の置き服を着れば 一度家に戻らなくても済むから 朝もギリギリまで眠れる。