好きの重さ
「「おわったー!」」
時計を見れば、丁度10時!
「よっしゃ。帰るぞ。」
小野寺の家は会社から徒歩10分のところにある。
かなり近いし、周りにコンビニも多い。
高層マンションの31階。
一人暮らしには勿体無いくらい、広い部屋だ。
「お邪魔しまーす。ね、先お風呂入ってもいい?」
「了解。俺は酒のつまみ、簡単に作っとくね。
パジャマとタオルは適当に使って。」
相変わらず シンプルな家だ。
それがまた居心地良くて いいんだけど。
入り浸っていた時は、週3でこの部屋に泊まってたっけ。