オレの手
「いや、あと1人いる。あの1番奥の窓側に座ってるグラサンかけた奴。おそらく、このクラスで一番、やっかいだな。」

「あのグラサンの事!?強そうには見えないんだけど……。」

「お前、無破羅蛇って知らないか?」

「無破羅蛇って、最近、有名な暴走族でしょ。あいつ、そこに入ってんのか??だからって、強くはないだろ!!」

「強ぇーよ。無破羅蛇四天王って聞いたことない?あいつ、無破羅蛇四天王の1人なんだよ。しかも、無破羅蛇の族長にいずれなる男だ!」

ぇー本当に!!
強そうじゃないけどな。ってか、
真中、どうしてこんなに詳しいんだろ?

「へぇー。ライバルだな。で、何でそんなに詳しいわけ??」

「え……俺がどうして詳しいかって、そんなの決まってんじゃん!!もちろん、双鉄をNO.1にする為に情報を集めたの!!」

「なるほど!やっぱ、真中は凄いな。」

「あっ!木暮の番じゃん!!」



「……………………………………無破羅蛇。」
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