強がり少女の片想い

｢それはどんまいですね｣



｢思ってねえだろ...
ま、いいや。で、応援団なんだけど明日から朝練するから、知っといて｣



｢えぇ!?今より早く学校に来いと言うのですか！｣



｢うん、今だってお前そんなに早く来てねえだろ。｣



｢いや、すごい早く来てますよ！だって、優也先生が教室に入るところを走って滑り込みで入るんですから！｣



｢つまりは遅刻ギリギリじゃねえか。｣



｢ぐっ...そうとも言う...｣



｢いや、そうとしか言わねえよ。
時間は7時30分から。まだ最初だし時間は遅めにしてやるよ｣



｢もっと早くなるんですか!?｣



｢まあ、本番前になれば7時集合とかの予定だけど｣



な、なんなんだこの人!?鬼か！鬼畜か！
鬼だ、鬼って呼んでやろ。いや、でも鬼にも優しい鬼はいるし...鬼に失礼か...



｢お前、今失礼なこと考えてるだろ。顔に出てるぞ。｣



｢な、な訳ないじゃないじゃないですか！｣



｢どっちだよ(笑)ま、そういうことだから明日7時30分、遅れたらペナルティーな｣



｢え、えー...｣