強がり少女の片想い
ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピ
「うあー!眠い...」
はっ!寝ちゃダメだ!二度寝したら絶対遅刻する...ペナルティーだけはほんと勘弁...
「しょうがない、起きるか...」
食卓
「おはよー」
「あら、早いわね、今日は何かあるの?」
「言い忘れてたんだけど今日から応援団の練習なんだー」
「そういえば、あの応援団は学級委員長がやるんだったわね。」
「応援団ていうと、体育祭の目玉じゃないか!
しっかりビデオ撮るからな!」
「いや、そうゆうのいいから!」
「そんな照れんなよ~」
「照れてないわ!」
まあ、こんな感じでうちの両親は少し親バカ気味だ。
でも優しくて結構自由に色々やらせてくれるからありがたくは思う。
言うと調子にのるから言わないけど。
時計を見ると7時10分。学校までは自転車で20分くらいかかるからそろそろ行かないといけない。
「ごちそうさま!行ってきまーす!」