強がり少女の片想い
「お、星野と水澄、来たか。
これで全員だな、早速始めるか。まずは体力づくりのランニング10周!」
「え!?」
「あ?なんですか星野さん?文句でも?」
「なんでもないデース」
「だよな!よし、スタート!」
なんだ、あの人。
人が走るの苦手だって知っててウキウキ顔で走ってる人みるなんて、
ほんと性格わるっいな!
「星野ー!余計なこと考えてる余裕あんならもっと早く走れ!」
「はいはい!すいませんでしたぁー!」
ほんとなんなんだあの人!
「よし、全員10周走り終わったな!
今日の基礎練はとりあえずここまでにしといて、応援団の振り付けを練習しよう!」
応援団の振り付けはやっぱりかっこいいのが多くて、練習も楽しかった。
それに、振り付けのお手本をやっているときの木梨先生がなんとなくかっこよく見えた。
振り付けがかっこいいから、魔法でもかかったのだろうか。
「よし、今日の朝練はここまで!
応援団の練習は昼休みもあるからな!
昼飯を早めに食べて各自ここに集合!
集合時間が決められてないからってのんびり来るなよ!」
「星野、お前は一番最後に来たらペナルティな」
「何で私だけペナルティあるんですか!」
「一番行動が遅そうだから」
「ひどい!」