虹色キャンバス
少し長めのキスのあと

僕は立ち上がり安西の手を掴んで駅に向かった。


無言のまま歩く僕


安西は何も聞かなかった。


どこに行こうとしているのか

安西は分かっていたと思う。


15分ほど電車に乗り

僕たちは繁華街へ出た。


若者向けのファッションビルが多く集まるこの街は

ラブホテルの街としても有名だった。

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