虹色キャンバス
窮屈な狭いエレベーターで5階へと出る。

客同士が顔を合わせないようになっているのか

廊下は迷路のように曲がっていた。

赤と黒で塗り分けられた廊下の壁には

オレンジ色の照明が灯っていて

なんとなく大人の世界に思えた。


途端に心臓がドキドキし始めた。

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