虹色キャンバス
安西を抱きしめている手をゆっくり胸の方に移す


そしてTシャツの上から、そっと胸のふくらみを触った。

柔らかな感触が手のひらに伝わる。


今まで経験したことのない感覚


少し強めにもむと

安西は微かに声を上げた。


「はうっ…」


「痛い?」


「ううん」


心臓の鼓動が聞こえてくるくらいに高鳴った。

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