虹色キャンバス
「ま、日本はどの世界もそんなもんじゃないの?大学が同じ。出身地が同じ。たったそれくらいのことで妙な仲間意識が生まれる。全く同じ能力でも、ちょっとしたチャンスで人間の運命は変わっていくものさ」
「先輩は大学には行かないつもりですか?」
「興味はないね。くだらない人間関係は真っ平ごめんだよ。人に気に入られたいがために自分の作風を変えるつもりは全くない」
「ああ。なんかそれ、分かります。僕も変えたくないですから。そのことでいつも山崎とぶつかってます」
「山崎がニチビ出身だっていうのは知ってるだろ?」
「はい」
「先輩は大学には行かないつもりですか?」
「興味はないね。くだらない人間関係は真っ平ごめんだよ。人に気に入られたいがために自分の作風を変えるつもりは全くない」
「ああ。なんかそれ、分かります。僕も変えたくないですから。そのことでいつも山崎とぶつかってます」
「山崎がニチビ出身だっていうのは知ってるだろ?」
「はい」