虹色キャンバス
「やっぱテンション上がるんだ。男は。」


「誤解するなよ樋口。芸術だよ・・・芸術」


「村上君が言っても説得力ない」


すると、廊下の向こうから、雪駄(せった)の擦れる音が聞こえてきた。


山崎だ。


僕たちは話をやめデッサンを始めた。

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