間違った恋

「で、これどこに送ればいいの?」

「さあ?」

はい詰んだ。

どこに送ればいいのかわからないお金。

ってか封筒でお金って送って良かったけ?

まあこの際どうでもいいか。

だって返せばそれでいいし。

「とりあえず菊組?に送っとこうか。」

「そうだね。誰宛?」

「もちろん“若頭様”でしょ」

スキンヘッドも平凡顔もいたけどここは代表して若頭様にしよう。

リカコに菊組の住所を調べてもらい封筒に書き込み、切手を貼ってポストに入れた。

「よっし!これで解決!」

「イェーイ」

全てが解決しポストの前でリカコとハイタッチ。

パチンといい音が鳴り気分爽快。

これで全てが解決したと思っていた私は考えが軽かった。

まさかあんなことになるなんてー…
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