イケメン部 〜桐神時雨 Side〜
手を叩きながら、僕の方に駆け寄ってくれた。
嬉しいような、恥ずかしいような…
「…何歳の頃から舞を習われていたのですか?」
僕がズレた眼鏡を掛け直していると、海空さんが訊ねてきた。
海空さんの方から話しかけてきてくれるなんて…!
僕の胸は熱くなった。
質問に応答する度に彼女の笑顔を見られる。
なんて幸せな事なんだろう
ーーーそうか、これが『恋なんだ』
この日、僕は初めて『恋心』というものの存在に気づいたんだ。
嬉しいような、恥ずかしいような…
「…何歳の頃から舞を習われていたのですか?」
僕がズレた眼鏡を掛け直していると、海空さんが訊ねてきた。
海空さんの方から話しかけてきてくれるなんて…!
僕の胸は熱くなった。
質問に応答する度に彼女の笑顔を見られる。
なんて幸せな事なんだろう
ーーーそうか、これが『恋なんだ』
この日、僕は初めて『恋心』というものの存在に気づいたんだ。