【完】俺がずっと、そばにいる。
*俺だけのものにしたい。

そして迎えたクリスマスイブ当日。外は気温が低くとても寒かったけれど、天気は晴れ。


私はいつもより少しおしゃれな服を着て、メイクも少し念入りに施して、待ち合わせ場所へと出かけた。


なんか張り切っているみたいで変だけど、せっかくクリスマスイブにお出かけするんだから、少しはおしゃれしていかなきゃね。


りっくんとは私の家の最寄り駅のホームで待ち合わせることになっていて、二人とも同じ路線で駅が2駅離れてるから、りっくんが一度電車を降りてホームに来て、そこから一緒に電車に乗って出かける予定。


涼ちゃんのことがあってから、待ち合わせが苦手で毎回不安になってしまう私のために、りっくんは私が支度中から、何度もメッセージやスタンプをスマホに送ってくれていた。


りっくんが無事だってわかるし、それを見ると絶対に来てくれるって思えて安心できる。


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