悪魔と天使のエクセトラ








あくまでシラを切るつもりでいるメリアに、リリアがトドメをさした。





「あなたは、ファイポライズンの国民でしょう?」





言いながら胸がぎゅっと締めつけられる。





「なっ………!」





メリアが後ずさる。





「……そうですわ。私は、ファイポライズンの国民…すなわち、リリアの敵です。」





諦めたように、そう言った。







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