零時零分。~星の降る夜にあの場所で~
しかし、日にあたることで恐ろしいことに、皮膚がんになり死に至ってしまうほどだ。
少しでも直接あたってはいけないため日焼け止めのクリームは絶対に手放さない、それでも窓からは極力離して生活している。
「一人部屋で電気消すと薄暗いし怖いかもしれないけど、あなたの病気が治らない限りしょうがないの。」
そんなことくらいわかってる。学校に行く時は専用の防護服を着て登校する。外で遊ぶなんて私にとっては自殺するのと同じ。
プールなんてものは普通の子どもたちには楽しいものかもしれないけど、私から見れば1種の処刑台なのだ。