(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。
あたしの夢は夢のまま、何も変わる事はない。変わる事と言えば、優郁は4月からピカピカの一年生。ピンクのランドセルに全てピカピカの学用品!この小さい体にランドセル大丈夫かな?揃える物は全て揃えて、あとはその日を待つだけ。優郁嬉しそう。良かったね。優郁が嬉しいとママも嬉しい。日が経つのは早いもので…。今日は入学式。紺色のブレザーに、タータンチェックのリボンに、スカート履いて、ピンクのランドセル背負って、歩く姿はぎこちないけど、一年生、凄く可愛い〜親バカです(笑)学校の門をくぐり名札着けて貰い、一年二組…教室へ、何度も何度も手を振ってる顔は不安そうだったね。ゆうか…ガンバレ。ママのブイサイン。いつもの笑顔だぁ。ひと安心…。ママはまたここで優郁へ、勉強頑張らなくても、自分のペースで行けばいいじゃん。運動出来なくても、一つだけ取り柄があればいいじゃん。でも友達は大事にしてね。誰にでも思いやりを持てる子になって欲しい。ママの心の中で願ったょ。優郁は、ママの願い通りになってくれたよね。ママは嬉しかったョ。心と心で通じたかな。思えばいろいろあったね。友達と喧嘩。ママは、優郁が嫌いだったから、怒ったんじゃないのよ。喧嘩って、お互いのぶつかりで始まるんだからね、優郁が悪いって言ってる訳じゃなかったょ、優郁に分かって欲しかったんだ。でも少しづつでも分かってくれる様になってくれたよね。優郁は分かってくれてたかな?ママは、貴女が辛い時、一生懸命守ってあげたよね、助けてあげたよね、それはあの時ママが辛かった時、細い腕貸してくれて、ママが倒れない様に必死で支えてくれたから、だから今こうして頑張っていられるんだょ。貴女が描く風景の中にいつもママが居たよね。いつも書いてくれたママのお顔の絵。可愛く書いてくれて嬉しかったょ。ママにいろんな物作ってくれて、今でもちゃんと持ってるョ。優郁の二番目に大事な物だからいつまでも大事にするョ。優しい優郁。わがまま優郁。可愛い優郁。泣き虫優郁。怒りんぼう優郁。ママは今病院のベッドで貴女を思いながら書いてます。貴女に届くかな?ママの優郁の知らないママの本当の気持ち。貴女の胸に響くかな?ママは信じてます。優郁へ届け…。