(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。
学校生活にも慣れ、日々成長していった。一番の幸せ。この街でも、いろんな思い出作ったね、なかよし遠足や、運動会、夏まつり、いろんな公園遊びに行ったね、でもこの頃から、ママは、体調崩してしまい。あんまり遊んであげれなかったね、貴女も、骨折したり、喘息になったり、あんまりよい年ではなかったね、ママは祈りました。おじいちゃんとおばあちゃんの仏壇の前で、朝晩、優郁を元気にして下さい。毎日お祈りしました。優郁に元気になって貰いたくて、早く右腕が使える様に。頑張ったよね、左手で一生懸命、鉛筆握って、箸持って、努力して、頑張る姿見て泣きそうになりました。頑張り屋さんだから、出来たんだよね。約1ヶ月良く頑張ったね。ママは不安でした。学校行かないって言うんじゃないかとね。だけど一回だって弱音吐かなかったよね。やっぱり優郁は強い子。良く頑張ったね。あの頃の事忘れないょ。いつも元気に「行ってきまぁす」「ただいまぁ〜」って…。その声で沢山の元気貰った。でも…ママは限界に近かった。完璧体壊れちゃった。仕事も出来なくなり、やっと、おとうさんが、仕事してくれる様になり、だけど体は日々悪くなるばり…。いろんな事で、イライラが募り優郁にまで八つ当たりしてしまってた。辛かっただろうな。家の中に頼れる人いなくて、淋しかっただろうね、ママにはそんな余裕もなくて、貴女の淋しさ分かってあげれなくて、本当にごめんね。もう一度だけ、あの頃に戻れたなら、こんな思いしなくて済んだと思う。ママは、貴女の存在の大きさを忘れてしまいました。震える肩を抱いてあげる事も、前を向いて真っ直ぐ歩いて行く方向も、貴女に手を差し伸べるだけの力無くしてしまってた。ごめんね。ごめんね…。優郁。毎日反省の毎日です。
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