(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。
それが出来る日が来ると信じてたんだょ。でも無理だった。2007年夏…。八月病院へ。耳鳴り、難聴、めまい、市民病院の耳鼻科を受診しました。病名(メニエル病)と診断。最初は、2週間に一度の受診、日に日に、酷くなって行く。不眠が続き、疲れ果てて、耳鼻科受診の時に、先生に話ししたら、精神科へ行くのを進められました。予約をとって、10月精神科へ、診断は(うつ病、不眠症)これがあたしに与えられた最後の試練?乗り越えなきゃ。通院しながらの生活、仕事は無理。休養。この頃から寝れる様になり、大丈夫かなって、治るかなって、自信ついて来た。だけど治る事はなかった。薬の量だけが増えていき、体重も落ちて、見る人見る人、痩せたねー、うん確かに。それでも、相変わらずの日常、彼は変わる事なく、毎日のお酒、仕事する様になってか、酒の量は減って来た。仕事の時は飲めないので、彼の仕事は、変則、日勤、夜勤、夕方からの勤務。あまり顔合わせる事ないし、喧嘩もなくなった。少しずつ穏やかな日常に戻ってた。あたしも少し精神的に余裕が持てる様になった。あたしが手に入れたかった幸せなのかは分からない、少しずつでもいいょ。幸せになれるなら。優郁も少しずつ、明るくなって来た。いつもの笑顔を見せてくれる様になった。それは形だけだった。彼の居る時の顔と、あたしと2人で居る時の顔と違った。あたしは分かってたんだ。優郁の中では、彼の存在はないものになってたと、優郁も我慢いっぱいしてたんだろう。辛かっただろう。家の中で、三人で居ても、あたしから離れようとしない。べったりくっついてる。あたしだけだったんだね、上手くいってるなんてね、優郁の中では、終わっていたんだとそう気付いた。嫌な所ばかり見せたから いつからか 優郁の頭の中や胸の中は、真っ暗闇に包まれていたんだと思った。優郁の信じる人は、ママでしたか…。信じられる人は、ママでしたか…。暗闇の中に置いてきぼりにしたのはママです。貴女の助けを呼ぶ声に、耳を傾けなかったのは、ママです。貴女としっかり繋いだよね、その手をママが離してしまいました。貴女は 今何を想って生きてますか?貴女の声が聴きたいです。貴女の小さな手「ギュッ」ってしたいです。貴女をこの腕で壊れるぐらい抱きしめたいです。あたしは、今とてもとても後悔してます。
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