(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。

優郁…五歳

2005年4月桜の季節がやって来た。ゆうかは、年長さん。今日は、ご機嫌見たい。初めての幼稚園。来年小学校行く為の練習のつもりで幼稚園へ入園。毎朝9時バスが迎えに来る。昼も夜も顔見れない(悲)あたしが仕事行く前に、チョコットだけの時間。甘えて来るゆうかは可愛い。少しづつおねえちゃんになって来た見たい。話し方も、あたしが、怒られる事もしばしあったり(笑)こんな楽しい時間の中で、アイツは、飽きもせず相変わらず飲んでる…だんだん変身モード!「触らぬ神にたたりなし」って…ことわざ、顔色、口調、伺っての毎日、子供はそんなのお構い無しでそれは仕方ない事、子供まで当たり出した。言葉のいじめだ。毎日の日課になった。とうとうどこかの線が "ブチッ゙っと音を立てて切れた。もう止めらんない…掴みかかった、あたしはどうなっても良かった、ゆうかを守らなきゃの思いでいっぱいだった。頭の中は、何も考えられなかった。その日は、結局仕事休んだ。ゆうかの「行かないで」ずっと側に居ての言葉に体が動きたくなかった。今日は、ずっと側に居てあげよう。ずっと居るね。何回も何回も聞いて来る、「どこもいかんでね」分かった。ずっと居るね。ママゴメンネって、ゆうかの為にお仕事休んでなんて、ゆうかは優しい子、そんなに気にしなくていいのに、いつも言って来る。こんな事があった日は、あたしは思いました。この頃からゆうかはいろんな事と自分の胸の中と頭の中で苦しんで居たんだね。あたしは、母親なのにたった一つの決断が出来ないでいた。母親なのに助けてあげれんかった。このまま2人で居たら幸せだったね。間違いなく!今でもそう思います。そしたらこんな思いしたり、させなくて済んだのに何度も思いました。
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