(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。
毎日毎日、憂鬱な日常、彼が眠っている時が一番の幸せ。出掛ければ電話攻撃、メール攻撃、帰ればお酒飲んでる。ハァッまた始まるこの人は人間なんだろうか?罪悪感はないんだろうか?今ここに、自分の目の前にこんなにも苦しんでる人がいる事を分かってるんだろうか?あたしなら苦しめない。大切な人だったら、守らなきゃいけない人だったら、ひとつ屋根の下に居て、会話らしき会話もない。ひたすら、無言で飲んでる。お酒回って来て、気分良くなると喋り出す。スイッチ入った感じで、ご機嫌にトークが始まる。ただ黙って聞いている。会話噛み合わなくなれば、当然喧嘩…。だから黙って聞いている。早く優郁帰って来ないかな?ひたすら時計とにらめっこ。こんな生活から早く抜け出したい自分が居て、一歩踏み出す勇気を持てない自分がいる。なんだかんだと、二年…。あたしの体壊れてしまえ。記憶を消去する事が出来ればどんなに楽だろうね。自分を傷付けて見た。赤い血が流れた。やっぱ生きてるんだ。生きてなきゃダメなんだよ。あたしの花が萎れてしまうから。我に返り。優郁の笑顔…。安心感…。この子が居てくれて良かった。今のあたしには、優郁しかいなかった。この小さい体に、必死に捕まって居た。そうじゃないと一人じゃ立ってらんない。優郁…ママは馬鹿だねぇ〜優郁もそう思うでしょうね。本当なら、ママが優郁を支えなきゃいけないのに。今のママは、優郁に支えられてる。ママがこけない様に、足元照らしてくれてる。ママが居なくならない様に、指の隙間からこぼれる水を救ってくれてる。ママは優郁に守られてる。弱いママでごめんね。優郁を守ってあげれなくてごめんね。貴女は日々成長して行っているのに、ママは止まったまんま…。情けないョ…。
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