記憶を失くした総長
この度の問題は
麗華side
闘争まであと5分を切った。
成輝がさっき電話をかけていた先は下っ端たちだったようで、掲示板に流れていたように50人ほど集合した。
集まった人は全員、蒼高校の生徒らしく、私が來くんの元から戻った時に空き教室や、廊下で着替えているのを見た。
今は女子ではない、男子なんだと覚悟を決めて空き教室に入った。
すると、目の前で下っ端であろう生徒の腹筋に触れる瑞希ちゃんを発見。
周りは急に入ってきた私を警戒し、姫である瑞希ちゃんを庇う。
瑞希ちゃんは何事かと視線を向け、私と目が合った瞬間に飛びついてきた。
瑞「玲くんっ!」
わお。
その勢いでフードが外れた。
明らかに場違いな服装である。
まぁ、私、特攻服持ってないし。
『えーっと、昨日付で幹部になりました。
俺もなりたくてなってる訳じゃないから、取り敢えず今日の戦い見て不満があるようだったら俺の立ち位置を奪うなりしてください。』
胸の中で顔をうずめる瑞希ちゃんの頭を撫でながら作り笑顔で全員に挨拶する。
桜哉達から何を聞いていたのか、顔を赤らめ迎えてくれた。
闘争まであと5分を切った。
成輝がさっき電話をかけていた先は下っ端たちだったようで、掲示板に流れていたように50人ほど集合した。
集まった人は全員、蒼高校の生徒らしく、私が來くんの元から戻った時に空き教室や、廊下で着替えているのを見た。
今は女子ではない、男子なんだと覚悟を決めて空き教室に入った。
すると、目の前で下っ端であろう生徒の腹筋に触れる瑞希ちゃんを発見。
周りは急に入ってきた私を警戒し、姫である瑞希ちゃんを庇う。
瑞希ちゃんは何事かと視線を向け、私と目が合った瞬間に飛びついてきた。
瑞「玲くんっ!」
わお。
その勢いでフードが外れた。
明らかに場違いな服装である。
まぁ、私、特攻服持ってないし。
『えーっと、昨日付で幹部になりました。
俺もなりたくてなってる訳じゃないから、取り敢えず今日の戦い見て不満があるようだったら俺の立ち位置を奪うなりしてください。』
胸の中で顔をうずめる瑞希ちゃんの頭を撫でながら作り笑顔で全員に挨拶する。
桜哉達から何を聞いていたのか、顔を赤らめ迎えてくれた。