記憶を失くした総長
麗華side

闘いが始まって30分程だろうか。
雷華は20人弱。
DaTuRaは47…桜「…46だっ!」
『……予想はしてたけど…体力がなぁ…。』

残ってる雷華は幹部以外は見た感じ打撃を3発は受けてる。

『……あと2発が限度かなぁ。』

大和に近づき、報告。

『みんな内臓はやられてないと思うけど、打撲が酷いな。』
大「…ああ。」

ちゃんと見ているみたいで安心。
雷華は一撃で倒しているから体力消費は少ないものの、DaTuRaの人数が苦しめているのは確かだ。



20対30くらいになった頃だろうか。

雅「……瑞希!」

雷華の動きが止まる。
そして、私も。

『…倉庫にいたはずじゃ…いや、それよりも…4…いや5か…。』

4、5人増えた訳では無い。


____50人増えたのだ。

友「…形勢逆転だな。」

友哉が抱えているのは

桜「…瑞希っ!」

悲痛の顔を浮かべながら目を瞑っている雷華の姫。

雅「…瑞希に何を…。」
友「抵抗したから眠らせた。」
桜「…クソっ!」


『あぁ悪い。

仲間を信用した俺が馬鹿だった。』
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