記憶を失くした総長
紅「約束、破っちゃダメか?」
『だめ。あと、30人くらいでしょ?ぱぱっと終わらしてくるよー。』

遠くを見ると雷華はあと、10人ちょいだ。
そう言っても不機嫌そうな顔を向けてくる。

『…紅ちゃん。病院一緒に行ってくれる??』
紅「…麗が来て欲しいって言うならついて行ってやる。」
『…じゃあ、終わるまで待ってて?

___一緒にいこーね。』

そう言って紅ちゃんの手を解き、私は雷華の元に向かった。
その時、ひとつの咳払い。

『……もうちょっとだけ耐えてね??』

それを願って。

麗華sideend
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