記憶を失くした総長
止まらぬ咳は一旦無視して手当てをしていると車が何台か現れる。
車に気づけなかったことにショックを受けていると中から現れた黒服によって怪我人が運ばれていく。
運ぶ男らに指示を出すのは総長である桜哉。

桜「倉庫まで頼んだ。地下に入ったらエレベーターで各フロア、部屋に。治療師を手配してあるから順番に各部屋に…あとは___。」

桜哉が指示を出しているあいだにも怪我人は運ばれていき、敵である【DaTuRa】の人々が残った。
気絶をしているのが殆どで、怪我も軽い打撲程度だ。
それに比べ【雷華】はバットなどの武器により、かなり全身的にダメージを食らっている。

それにしても…。

『…手当てくらいしてもいいよな。』

その発言は遠くにいた桜哉にも聞こえてしまい
桜「お前、どういうつもりだ。」

どうと言われても…。

『もう敵じゃな「瑞希っ!!」!?』

校庭に響いた雅の叫ぶ声。
違和感を感じ雅の元に向かった。

桜「…雅っ!どうs「瑞希が…」…?」


雅「__瑞希が目を覚まさないんです。」
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