記憶を失くした総長
異常な数を飲み込んで
雅が告げたことに一瞬だけ戸惑ったものの1番に言葉の意味を理解した。
『…眠らせたと言っていたから薬か。』
桜「…ハンカチに染み込ませて『それは無い。』」
いつの刑事ドラマを見ている。
そうツッコミたいのを抑えt「……声に出してる。」失礼しました。
『…クロロホルムは簡単に手に入れられるものでは無いし、素人が使うのはかなり危険で1歩間違えれば腎臓や肝臓の機能が低下し最悪、死んでしまう。そして__』
ハンカチで抑えられたところは爛れるので、顔を見た限りそれは大丈夫だということ。
顔を顰めず眠っていると考えると…。
『雅、ちょっとどいてくれるか。』
雅がどいたので私は瑞希ちゃんに顔を近づけた。
口を開けさせ匂いを嗅ぐ。
『やっぱりクロロホルムじゃない。
___待てよ?』
私は周りを放っておいて瑞希ちゃんがいたはずの倉庫へ。
床に落ちていたものを確認すると、それを手にして桜哉達の元に戻る。