記憶を失くした総長
麗華side
『じゃあ、案内するよ。』
話をしている間に、元【DaTuRa】の方々は全員目を覚ましていたので自分達が乗ってきたバイクで移動をしてもらうことに。
ちなみに私と覇龍の皆は航の用意した車で。
『これから行くのは【ホテル キャメリア】って言うやつ。あ、心配しないでね?いい部屋とるから。
じゃあ移動しようか…、紅希っ!?』
つい呼び捨てにしてしまったが、私は悪くない。
急に横抱きにされたら誰だって驚くと思う、うん。
『紅ちゃん。歩けるよ?下ろして??重いよ?』
そんな静止の言葉を聞き入れず、歩きだす紅ちゃん。
紅「重くないし。軽すぎ。…少しでも休め。」
デジャブを感じつつも不器用な紅希の優しさに笑みが溢れた。
10分ほど車を走らせ着いた先は【ホテル キャメリア】。
オープンしたのは1年前ほどだが、ホテル業界ではちゃんと名の知れたホテルであると思う。
ホテルの正面入口には門があり、自動で開くようになっている。
本来ならばその先にいる従業員が車の扉を開けるのだが、バイクのお客様は裏口からだ。
裏口よりホテルに入ると、地下駐車場行きの門があり、そこを通ればついにホテルの裏口。
友哉たちにバイクを置きに行かせ、一足先に車で裏入口へ。
「ようこそおいで下さいました。…ってお嬢さん!?」
扉を開けながら真ん中にいた私に気づいた従業員である渚沙。
ここに帰ってきたのは1ヵ月ぶりだろうか。
『じゃあ、案内するよ。』
話をしている間に、元【DaTuRa】の方々は全員目を覚ましていたので自分達が乗ってきたバイクで移動をしてもらうことに。
ちなみに私と覇龍の皆は航の用意した車で。
『これから行くのは【ホテル キャメリア】って言うやつ。あ、心配しないでね?いい部屋とるから。
じゃあ移動しようか…、紅希っ!?』
つい呼び捨てにしてしまったが、私は悪くない。
急に横抱きにされたら誰だって驚くと思う、うん。
『紅ちゃん。歩けるよ?下ろして??重いよ?』
そんな静止の言葉を聞き入れず、歩きだす紅ちゃん。
紅「重くないし。軽すぎ。…少しでも休め。」
デジャブを感じつつも不器用な紅希の優しさに笑みが溢れた。
10分ほど車を走らせ着いた先は【ホテル キャメリア】。
オープンしたのは1年前ほどだが、ホテル業界ではちゃんと名の知れたホテルであると思う。
ホテルの正面入口には門があり、自動で開くようになっている。
本来ならばその先にいる従業員が車の扉を開けるのだが、バイクのお客様は裏口からだ。
裏口よりホテルに入ると、地下駐車場行きの門があり、そこを通ればついにホテルの裏口。
友哉たちにバイクを置きに行かせ、一足先に車で裏入口へ。
「ようこそおいで下さいました。…ってお嬢さん!?」
扉を開けながら真ん中にいた私に気づいた従業員である渚沙。
ここに帰ってきたのは1ヵ月ぶりだろうか。