記憶を失くした総長
瑞希side
ふと、手の温かさに目が覚めた。
開いた目に月明かりは眩しくて、思わず細めてしまう。
温かい右手に視線を送る。
そこに居たのは私が待ち望んだ人、ではなかった。
瑞「…さく、や?……ねぇ。」
掠れた声が出た。
名を呼んでも目を開けないので力いっぱい手を握る。
思ったように力が入らず驚いたが、それでやっと目を覚ましてくれた。
瑞「…おはよう。」
その言葉を聞いたと同時に桜哉は私のマスクを荒々しく外して深い口付けを落とした。
紗「…もう体内に薬の成分は残っていないだろう。まぁ、一応日曜までは入院するか?」
あの後気づいたのだが、あの場には幹部全員がいたらしい。
瑞「今日って何曜日?」
雅「今日は金曜ですよ。」
ってことは、、火曜から寝てたってこと!?
今は朝の6時過ぎ。
私が目覚めたのは夜中の2時くらいで、目覚めてすぐにもう一度寝てしまったらしい。
気づいたら検査も終わっていて、今はちょっとしたカウンセリングのようなものだ。
どうしてこうなったのかよく覚えていないが、睡眠薬の過剰摂取なんだって。
説明が終わって病室に戻る。
私は車椅子に乗せられ、押してくれているのは雅。
「みんな!ありがとうね!そういえば…!」
この中に玲くんがいない。
瑞「なんで、玲くんはいないのかな…??」
桜「…玲からは妹の具合が悪くて来れないという連絡が入っていた。」
ふと、手の温かさに目が覚めた。
開いた目に月明かりは眩しくて、思わず細めてしまう。
温かい右手に視線を送る。
そこに居たのは私が待ち望んだ人、ではなかった。
瑞「…さく、や?……ねぇ。」
掠れた声が出た。
名を呼んでも目を開けないので力いっぱい手を握る。
思ったように力が入らず驚いたが、それでやっと目を覚ましてくれた。
瑞「…おはよう。」
その言葉を聞いたと同時に桜哉は私のマスクを荒々しく外して深い口付けを落とした。
紗「…もう体内に薬の成分は残っていないだろう。まぁ、一応日曜までは入院するか?」
あの後気づいたのだが、あの場には幹部全員がいたらしい。
瑞「今日って何曜日?」
雅「今日は金曜ですよ。」
ってことは、、火曜から寝てたってこと!?
今は朝の6時過ぎ。
私が目覚めたのは夜中の2時くらいで、目覚めてすぐにもう一度寝てしまったらしい。
気づいたら検査も終わっていて、今はちょっとしたカウンセリングのようなものだ。
どうしてこうなったのかよく覚えていないが、睡眠薬の過剰摂取なんだって。
説明が終わって病室に戻る。
私は車椅子に乗せられ、押してくれているのは雅。
「みんな!ありがとうね!そういえば…!」
この中に玲くんがいない。
瑞「なんで、玲くんはいないのかな…??」
桜「…玲からは妹の具合が悪くて来れないという連絡が入っていた。」