記憶を失くした総長
麗華side

___急に目が覚めた。
何故か何も見えないし、酸素マスクを付けているようだし、全身の締め付け具合から包帯でぐるぐる巻きにされているようで。
先程まで見ていた夢を思い出そうとしつつ手探りしながらナースコールを探す。
探し当てて、ボタンを押したその時、急に扉が勢いよく開かれた。

大「麗華ぁ?まだ起き、、、てる…?」
『…あっ。

『おはよう?』

__凄いかすれた声。

走って近づいてきたのが分かる。

大「ちょ…麗華?ホンモノ?生きてる?」
『生きてる生きてる。ゴホン…レモンティーか水を恵んで、大輝。』

喉がカラカラで空咳が出る。

大「…!よく俺だってわかったな!さすが運命共同t「「「麗華(麗ちゃん)!」」」… ちっ。」

起きてすぐに脳を働かせたせいか久しぶりの数日?ぶりの眠気が私を襲った。

『…あ、昴さん、、、、ちょっと、寝ます。』

すぐに意識は完全に夢の中へ沈んでいった。
< 151 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop