記憶を失くした総長

昴「__もう身体に問題はないわね。ただ、膝の亜脱臼の固定、全身の軽い火傷による1週間の包帯着用、退院までは病院内は車椅子移動。今日は点滴やるから一日絶対安静だからね。__分かった?」

説明に頷き、ずっと気になっていたことを聞く。
そう、眼に巻かれている包帯についてだ。
その質問をしたと同時に大きなため息が聞こえた。

昴「…麗ちゃん、あなた頭痛酷いでしょう?眼が疲れたら身体にも支障が出るのだから今日明日は何も見てはダメ__って言うのは酷だけど、明日までは我慢して頂戴。」

なるほど、そんなことまで気づいていたなんて。

『……ありがとうございましたぁ。』
昴「いいのよ。これで診察は終わり。あなたのことは外で待ちくたびれてる4人に任すわ。ああ、あとこの後昼ごはんの時間なのだけど、。」
『大丈夫です!下のレモンティー買ってきますし。』

___また、大きなため息をつかれた。
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