記憶を失くした総長
慎「…すいません、私、こういうものです。」
こういうもの、そう告げて渡すものといえば名刺だ。
「(え!?マジ?連絡先くれたんですけどっ!)……って理事長補佐ぁっ!?」
慎「はい。本来ならば医院長兼理事長補佐なのですがしばらくは理事長補佐です。」
高校を卒業するまでは補佐、そして医師免許を取ったらまた変わってくるだろう。
「あらァ、慎都くん!理事長からカードキー、預かってるわよ!」
「え!?慎都くん来てるの!?ほらほらこっちに来てお茶でもいかが??」
先程から固まっている最初の受付嬢を無視し、次々と知っている人々が集まってきた。
慎「…皆さんのお誘いは嬉しいのですが今日は仕事、と言うより友人のお見舞いですので。」
「あぁ、あの集団食中毒の重症者ね。
可哀想に、2人ともかなりげっそりしてたわよー。」
その重症者の1人が食中毒の原因というのに恥ずかしい。
慎「あはは…、じゃあ失礼します。」
また後日、そう言えば皆いいのよぉ〜!とかまたきてねぇ〜!とか口を揃えて言った。
俺がカードキーを受け取りその場を去った後、紗音さんが来るまで黄色い声でうるさかったらしい。
こういうもの、そう告げて渡すものといえば名刺だ。
「(え!?マジ?連絡先くれたんですけどっ!)……って理事長補佐ぁっ!?」
慎「はい。本来ならば医院長兼理事長補佐なのですがしばらくは理事長補佐です。」
高校を卒業するまでは補佐、そして医師免許を取ったらまた変わってくるだろう。
「あらァ、慎都くん!理事長からカードキー、預かってるわよ!」
「え!?慎都くん来てるの!?ほらほらこっちに来てお茶でもいかが??」
先程から固まっている最初の受付嬢を無視し、次々と知っている人々が集まってきた。
慎「…皆さんのお誘いは嬉しいのですが今日は仕事、と言うより友人のお見舞いですので。」
「あぁ、あの集団食中毒の重症者ね。
可哀想に、2人ともかなりげっそりしてたわよー。」
その重症者の1人が食中毒の原因というのに恥ずかしい。
慎「あはは…、じゃあ失礼します。」
また後日、そう言えば皆いいのよぉ〜!とかまたきてねぇ〜!とか口を揃えて言った。
俺がカードキーを受け取りその場を去った後、紗音さんが来るまで黄色い声でうるさかったらしい。