記憶を失くした総長

2人には17時30分頃にまた行くと伝えたので、あと1時間ほど時間がある。
お見舞い以外の用事、それは理事長の呼び出しだ。

21階の端にあるエレベーターの並びに俺の荷物が置いてある場所があるのでそこに行き着替えをする。

学校のブレザーを脱いだだけの状態にロッカーから白衣を取り出し羽織る。

まぁ、一目見ただけでは高校生には見えないと思う。

部屋を出ると視線を感じた。
視線の先には、

慎「雷華の、総長か。」

長嶺桜哉、あいつが、麗華を___捨てた。

ふと目が合ったので睨みつけ、俺はその場から離れた。

慎都sideend
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