記憶を失くした総長
お酒と一緒のグラスでアイスティーを頼み、レモンを少し漬けて、はい完成。
あとはお酒のように周りと同じように飲むだけ。
未成年なのに、と言うより良く飲めるなぁと思う。
『あ、焼けたぞー。はい、成輝。』
『はい、雅。』
『はーい、大和。』
『瑞希ちゃんもー。桜哉もー。』
そして今、私は来た肉をひたすら焼く仕事に徹している。
言い訳にはもうご飯を食べたからと言えばいい。
ひたすらメニュー表に載っている肉を頼みまくって、来たら焼いてを繰り返す。
瑞「……もー、玲くん!」
『ん?___むぐっ!』
名を呼ばれたから何かと思えば顔を上げた瞬間、目の前の瑞希ちゃんに肉を突っ込まれた。
瑞「玲くんの焼いてくれたお肉美味しいよ!だから食べて欲しくて!」
まだ噛んではいないが、やばい。
塩のサッパリしているものならまだ行けた、と思うが重めのタレである。
それも肉が大きかったので噛まない訳には行かない。
『ありがとう。美味しいね。』
肉は、3分が限界だったはず。
よってタイムリミットは3分。