記憶を失くした総長
……さっきから無視してるけど…。

『インターホン、鳴ってますよ?』

理「いいのいいの。麗華優先な。」
「そうそう。俺たち麗華の両親の後輩みたいなもんで、俺達も仲良かったんだぞー?」

『そうなんですね。』

この感じからして私とも結構仲良くしてくれてたんだろうな。

なお申し訳ない。

「麗華にアレ、渡したのか?」
理「あぁ〜忘れてた。麗華ちょっと来て。」

理事長に手招きされて来てみたらそこには冷蔵庫。

「……開けてみ?」

ニヤニヤする理事長の言う通りに開けてみると

『…えっ。レモンティーじゃん!!

どうして!?』

持ち運びに便利なようかに様々なサイズが取り揃えてある。

「全部麗華のだ。いつでも取りに来ていいぞ。あと、俺達の事は好きなように呼んでくれ。」

えーと、じゃあ

『來くんと拓くん、かな。』

拓「……俺たち名前言ってなくね?」
『さっきの放送と理事長の名前呼んでたからそうかなぁって思ったんだけど、拓人さんと來夜さん、だよね?』

2人の顔を見ながら確認したら頷かれたけど心底驚いているようで。

『…なんか、ごめん?』
來「いや、それで構わない。よろしくな麗華。」

『今は玲だぞ、來くん。』

來「ハイハイ、もう行けー。」
拓「玲、ホームルーム途中だから行くぞ。」

なんか変だったのかな。
全然分からないまま拓くんの後に続いて理事長室を出た。



ちなみに、レモンティーは2本もらいました。

麗華sideend


來「記憶なくても呼び方一緒とか…、



__あー、つれぇよ麗華。」
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