記憶を失くした総長
扉を開けたそこには

先「おはようっ。」

…なんて言うか…髪を振り乱したホステスみたいな感じかな?
ヒールは高いし、スカートはタイトの膝上。
髪は茶色でストレート。

先「…あらっ?見ない顔ね?白髪のお嬢さん?」

…私のことだよね?

『はじめまして。本日転入した蒼海華です。』
成「華ちゃん、注意して。あの先生女子に厳しいから。」

へぇ、今でもそんなのあるんだ。

先「ご挨拶ありがとう。でも、目上の人には目の前で挨拶するものよ?」

あーはいはい、ターゲットにされちゃった感じ?

桜「…授業始めてくれよ。」

…ナイス、桜哉。
桜哉が一声かけただけで先生は態度を変えて授業を始めた。



30分後

急に頭を使ったからか、熱があるからか、すっごい頭が重いし痛い。
両手で頭を押し、耐えるけど…。
『…はぁー。』

深く息を吐いてしまう。

大「…大丈夫k 先「はいそこっ!」
え。

先「先生は見ましたァ!先生は感じましたァ!先生は聞こえましたァ!蒼海さんっ。ため息をつきましたね??これだからっ女子生徒は!…前に来て問題を解きなさい。授業内容を理解しているかチェックします。」

先生は黒板に問題を書いていく。

成「華ちゃん…。あの先生の出す問題は…。」
< 83 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop