記憶を失くした総長
桜「なんだって?」

…原因は私だ。
伝えるかどうか迷ってしまう。

桜「華。俺たちは仲間だろ?」

…!
聞いたことがある言葉、私はそれを信じることにした。



『……ということなの。…ごめん。私が解決するから気にしないd…』
大「…何言ってんの。俺達が守るから。

…華は…姫。」

大和…。

成「そうだよ。姫を守るのが俺たちの役目だ。」

成輝…。

『…別に守られたくて雷華に入ったわけじゃない。
私だって戦える。』

と言うと肩を叩かれる。

桜「…病人は大人しくしてろ。…俺達が守るから。」

懐かしいというか、なんというか変な感情が一瞬だけ心を締め付けた。

みんなが守ってくれようとする中、ある私は決意をする。
直ぐに許してくれれば手間がかからなかったんだけど、まぁ悪い気分じゃない。

『…分かった。私はみんなに守られるよ。だけど、みんなのことは…玲にぃに守らせる。山田さんが玲を呼んでくれるから……っ。』

一気に話しすぎたからか、少し頭と胸が痛み、よろめいてしまったのをまた大和が支えてくれる。

大「…華は保健室で休んで。桜哉、俺が連れていく。」

朝と同じように軽々と大和にお姫様抱っこされた。

桜「あぁ…頼んだ。」

闘争まで

____あと3時間。

麗華sideend
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