記憶を失くした総長
雷華side

桜「…なんであいつメールアドレス知ってんだ?」

それは華から帰るというメールが来た時のこと。
大和が保健室に華を運ぶ途中、いなかった雅に詳しい説明をして現在に至る。
空き教室で俺たちは作戦を立てた。

雅「狙いは姫のようですので華さんは帰らせますが、瑞希が1人にならぬよう見張りが必要です。ですので桜y」
桜「瑞希の見張りは下っ端に任せる。…俺は【DaTuRa】と闘う。」
大「…玲は?」
成「玲を瑞希ちゃんの見張りにすればいいんじゃないかな?」

成輝の意見で決定。
あとは、玲や下っ端がくるまで待つだけとなった。



ピーッピーッピーッピーッ!!

突然、雅のパソコンから警告音が聞こえる。

雅「ど、どういうことですか!?」

あの雅がハッキングされてしまい、慌てる雷華。
雅は懸命にブロックをしているようだが、相手のスピードに追いつけていない。

ーーー♪

息の詰まるような空気を壊したのは大和にかかってきた電話。

玲「もしもし?今着いたんだけど……入っていい?」

電話越しに声が聞こえるが、玲が外にいるらしい。
扉を開けに大和は向かう。
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