世界は綺麗だった。
段々と脱がされていく服。
隆司さんとの行為は、気持ちよくなれない。
それでも私はフリをする。
『んぁっ、はぁっ、、ぁ、あっ、んんっ』
「ぁ、はぁっ、みや、び、ちゃんっ」
…
時刻は、4時を回っていた。
「じゃあ、これお小遣いっ」
男は、壱万円札を5枚渡してくる。
『そんな、毎回悪いですよ!色々、奢って貰っちゃってますし!』
「いいのいいの。いつもこんな俺と遊んでくれてる分だからさ~」
そう言って、私のかばんの中に壱万円札5枚を突っ込んできた。
『すみません。ありがとうございます♪』
…
嗚呼、眠い。
アフターしたせいだ。
今日も学校か…
薄青のワイシャツのボタンをとめていき、
ネクタイを締める。
胸元まで伸びるストレートでサラサラの髪は、
私の自慢でもある。
焦げ茶色のローファーを履き、高校へ向かう。