世界は綺麗だった。

段々と脱がされていく服。

隆司さんとの行為は、気持ちよくなれない。

それでも私はフリをする。


『んぁっ、はぁっ、、ぁ、あっ、んんっ』

「ぁ、はぁっ、みや、び、ちゃんっ」





時刻は、4時を回っていた。


「じゃあ、これお小遣いっ」

男は、壱万円札を5枚渡してくる。

『そんな、毎回悪いですよ!色々、奢って貰っちゃってますし!』

「いいのいいの。いつもこんな俺と遊んでくれてる分だからさ~」

そう言って、私のかばんの中に壱万円札5枚を突っ込んできた。

『すみません。ありがとうございます♪』





嗚呼、眠い。

アフターしたせいだ。

今日も学校か…

薄青のワイシャツのボタンをとめていき、

ネクタイを締める。

胸元まで伸びるストレートでサラサラの髪は、

私の自慢でもある。

焦げ茶色のローファーを履き、高校へ向かう。
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