陰陽学園 其の壱
放課後、あたし達は片道一時間をかけてショッピングモールへやってきた
「それにしても、明後日とか急すぎじゃないの?」
信じられないと実乃梨は呟いた
『陰陽学園だから普通とは違うって分かってたけどここまでくると不思議で仕方ないよね』
そもそも2日で用意を済ませなきゃいけないなんて、結構ハードだよね
どうしてこんなギリギリに発表するのかな?
陰陽師の仕事は夜中でもお構い無し
だから急なことも対応できるようにならないといけない、みたいな?
「とりあえず、やっぱりあの学園はズレてる」
とりあえずイライラしてるみたい
実乃梨さん、ちょっと顔が怖いですよ?!
『ど、どこから行く?』