陰陽学園 其の壱


「紗夢!これ可愛くない?…キャー!これも可愛い!」



『う、うん』




【めもんちゃんストア】に入店して約30分


実乃梨はずっとこの調子


寮には門限があるから早くしないといけないんだけどな…




『ね、ねぇ実乃梨。そろそろ明後日のもの買いに行かない?』


「あ、ごめん…つい?」




てへっと舌を出す実乃梨が可愛すぎて!

もし、あたしがこんな事をしたら気持ち悪いと思われるんだろな





それからあたし達はコップと実乃梨の熱意に負けてお揃いのめもんちゃんストラップを買い、また片道一時間をかけて学園に戻った



「あー、楽しかった!またショッピングしましょうね!」


『うん!あたしも楽しかったよ、ありがとう』



あたし達二人は笑い合いながらお互いの絆を少しずつ深めていった
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