陰陽学園 其の壱



『「ただいま!」』



あたし達は寮に帰ってきた



『やっぱり買い物するだけでも疲れるね』

「おっかえりー!もうそろそろできるらしいぜ」



今日の料理当番は優斗なんだけど、凄くいい匂いがする!!!

なんだか疾風もワクワクしてる



『優斗、ご飯なに?』

「シチュー」

『シチュー?!あたし大好き!』



とっても美味しそうな臭いがするし、見た目も有名レストランみたい!

優斗って意外と料理上手なのかな?


















と、期待していたあたし達だけど、優斗には料理当番から外れてもらうことにした



その理由は………















「うっ、なにこれ……」


「優斗!どこで失敗したんだ?!」


『あ、あれ?おかしいな…思ってた味と違う…』







見た目、臭いは完璧なのに味はお世辞にも美味しいとは言えない味だったから

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