陰陽学園 其の壱
そんなこんなで、テスト一日目
今日は朝から
「嫌だぁぁぁ!わからーーーん!!」
という疾風の叫び声を聞いて目覚めた。
まさか徹夜してたのかな?
あたし達が朝食を食べている時に2階から降りてきた疾風の目の下にはクマができていて、その表情は暗い
「おはよう…」
低く、だるそうな声であたし達に言った疾風
『お、おはよう』
苦笑いで返すしかないあたし達だった
寮から学園までの道のりも疾風は勉強していた
「そんなに勉強してたら大丈夫よ」
実乃梨が笑顔で疾風の肩を叩く
『そ、そうだよ!』
実乃梨と必死に慰めるけど、優斗が
「?!は、疾風…そこテストの範囲じゃない…」
え?
嘘でしょ?