受け継がれる能力
指を切ったはずの切り傷も無く、花もなかった。
ただ、一つ。ザリスの綺麗な赤毛は金色に変わっていた。ザリスは驚き、髪を触った。
エヴィス。生き返って。そう願った。
だか、しかし、エヴィスは生き返らなかった。
ザリスは強く願った。エヴィスの細かいところまで思い出し、鮮明にエヴィスを頭に描いた。
ザリスが目を開けるとそこには笑顔のエヴィスがいた。
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