ただ、君を守りたい。
「何たっちゃんのこと見てんだよ。」

「ギャッ!!!…拓斗!!」



少しビクリとしたが、緊張を収める。
…あら、拓斗とは通路はさんで隣なんだ。


少しビックリしながら、拓斗と私は話し始める。



「お前さ、たっちゃんのこと好きなんだろ?ん、言ってみ!!」

「…は??何言ってんの!!そんなこと…」



そういいながらも私は赤くなっていて。
だから、すぐ気づかれてしまい、顔に手をあてる。
「マジかよ」と爆笑している拓斗を横目でもチラッと見れなくなってしまった。



「ふ~ぅん、マジでウケるっ!!これから、楽しみだわ。」

「何がよぉっ…」


本当に言わなければ良かった、と後悔がこみ上げてくる。
…もしかして本人に言ってしまうかも。



もう、本当にいや・・・



「でもさ・・・」
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop