容量オーバー
俺
彼女の一生懸命なところ、凄く好きだったし、俺のことを好きでいてくれてるのもよくわかった。
見た目も、割とタイプだった。
足が長くて、モデルみたいで。
でもーーー
「あたしって、あなたの彼女なんだよね?」
何度もメールや電話で聞かれた。
最初は、彼女に実感がないだけなんだと思って、こう答えた。
「えっ?俺、昨日から彼女持ちですけど!チョー幸せ。」
その時、彼女はご機嫌になった。
しかし、何度も同じことを聞かれるようになる。正直、毎回答えるのがしんどくなった。
俺、そんなに不安にさせてる?
彼女突然、キレることがよくあった。
「ミスド買ってきてあげたのに、ありがとうの一言もないなんてひどい!」
俺、買ってきてって頼んだっけ?
お礼も、言ったと思うけど、多分聞こえなかったんだな。
「買ってきてくれて、ありがとう。」
俺は、礼を言った。
彼女は、まだ機嫌が悪い。
「それだけ?」
え?
「ごめんはないの?」
え?
何に対してのごめん?俺、全然わからない。
わからないけど、謝ろう。
「ごめんね。」
「何に対して謝ってるの?」
「え?」
「気持ちがこもってない。ただ謝ればいいだけみたい。」
こういうやり取りが、二、三回あった。
一回でも充分なんだけど…
見た目も、割とタイプだった。
足が長くて、モデルみたいで。
でもーーー
「あたしって、あなたの彼女なんだよね?」
何度もメールや電話で聞かれた。
最初は、彼女に実感がないだけなんだと思って、こう答えた。
「えっ?俺、昨日から彼女持ちですけど!チョー幸せ。」
その時、彼女はご機嫌になった。
しかし、何度も同じことを聞かれるようになる。正直、毎回答えるのがしんどくなった。
俺、そんなに不安にさせてる?
彼女突然、キレることがよくあった。
「ミスド買ってきてあげたのに、ありがとうの一言もないなんてひどい!」
俺、買ってきてって頼んだっけ?
お礼も、言ったと思うけど、多分聞こえなかったんだな。
「買ってきてくれて、ありがとう。」
俺は、礼を言った。
彼女は、まだ機嫌が悪い。
「それだけ?」
え?
「ごめんはないの?」
え?
何に対してのごめん?俺、全然わからない。
わからないけど、謝ろう。
「ごめんね。」
「何に対して謝ってるの?」
「え?」
「気持ちがこもってない。ただ謝ればいいだけみたい。」
こういうやり取りが、二、三回あった。
一回でも充分なんだけど…
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