きっと、ずっと、恋だった。
私とコウがふざけながら前を歩いて、3人が後ろから笑いながらついて来て。
もうすっかりいつもの空気。
だけど私たちは少し、大人になったような気がする。
柊香の気持ちが、伝わってよかった。
コウの気持ちが、柊香に向かっていてよかった。
高嶺が、すっきりした顔をしていてよかった。
みんな5人でいることが好きだって、こんなことでもないとなかなか伝えられないから。
高嶺に彼女ができたら、全力でお祝いしたい。
絶対幸せになってほしいし、結婚式では友人のスピーチで泣かせてやりたい。
…なんて、早まりすぎだろうか。