きっと、ずっと、恋だった。
あの日から。
きみの写真を見たあの日から、私はきみのことが知りたくて、きみの瞳に映る世界が見てみたくて。
こんなにも綺麗な世界を映し出すひとは、どんなに素敵なひとなんだろうって、ずっと思ってた。
きみの顔を目の前にすると、恥ずかしくてちゃんと見れないから。
だから私の記憶の中のきみは、横顔が1番多い気がする。
そしていつまででもきみの後ろ姿を見ていられるこの席が、私の特等席で。
あき。
もう一度口を動かしても、きみには見えていなくて。
眠気と戦うように、時々手を止めながらノートを取るその背中を、目に焼き付けた。